能の音楽

◎楽器

@笛   「能官」とも呼ばれる、唯一の旋律楽器。竹を素材として七つの指孔を持つが、長さや指孔の位置は一本一本異なるので、音律はさまざま。

能の音楽を構成する要素には、大別して「謡」と「囃子」があります。

C太鼓 欅などの胴の表裏に、牛皮の革を麻紐で強く締める。専用の台にのせ、両手の撥で打つ。太鼓は神・亡霊・精霊などに用い、生身の人間には用いないことが原則で、太鼓が加わわらない曲もある。太鼓が加わる曲でも後半のみに用いることが多い。
A小鼓 桜材の胴の表裏に、馬皮の革を麻紐でゆるめに締める。麻紐を左手に持つて、右肩にのせ、右手で打つ。音高と音色を調節するために左手で麻紐を締めたり緩めたりする。演奏中でも息をかけたりして湿度を保つことが要求される。デリケートな楽器。
@謡(うたい)
能における声楽部分の総称。シテやワキなどによって謡われる『役謡』の部分と、『地謡』の部分がある。広義の謡は、メロディーが明確で謡われる部分(フシ)と,セリフの部分(コトバ)に大別される。また、謡い方を音階の上からみた場合『ツヨ吟』と『ヨワ吟』とに分けられる。
B大鼓 桜材の胴の表裏に、馬皮の革を麻紐で強く締める。麻紐を左手に持ち、左膝にのせ、右手で打つ。鋭い音を出すために乾燥させることが必要で、演奏前に革を炭火で焙じて乾燥させる。演奏中に湿気を帯びるので、途中で予備の楽器と交換することもある。
C太鼓 B大鼓 A小鼓 @笛
A囃子(はやし)