主なあらすじ
木曽の僧が京へ上がる途中、栗津原で、あたりの松陰の祠に手を合わせ涙を流している女に行きあいます。
僧は不審に思い言葉をかけます。僧が木曽の人であると知ると、女はこの社は木曽義仲を祀っている、と教え同郷の縁で弔ってほしいと頼み自分は巴の亡霊であるかのようにほのめかして夕暮れとともに消え去ります。

 僧は社の前で一夜を明かしつつ読経していると甲冑姿の巴の亡霊が現れます。巴の亡霊は義仲の自害のとき、供するよう懇願したが許されず、木曽に落ちのびるよう命ぜられたことが執念となったと語り義仲の最後の様子を物語ります。

 栗津原の戦いに敗れた義仲は重傷を負い、巴とただ二人落ちて行きます。追いすがる敵を見て、巴は主を例の松陰に置き一人で奮戦し追い散らします。
主の松陰に行ってみると主は既に自害して果てています。巴は泣く泣く形見を賜り、一人淋しく木曽へ落ちて行きます。

能曲目解説

▽見どころ

▽登場人物

❑「巴」

前シテ  里の女      ワキ 木曾の僧      ワキツレ 従僧

後シテ  巴御前      ワキ 木曾の僧      ワキツレ 従僧
▽主な場面
▽面
前・後シテ 
小面

▽形式
 複式夢幻能
 
※平家物語を過去の出来事として扱っている。義仲が死んだ粟津原に巴の亡霊が仮の姿で現れ、やがて昔の姿を見せて、在りし日の様子を見せる。

▽雑感
この能は、女性を主人公にした修羅物で、現行曲としては唯一のものです。
前場や後場の義仲との別れの場面に女性らしい哀愁感がただよい、情緒的です。 見どころは、長刀をうち振るう、戦いの場面です。巴は一騎当千の猛将です。

二番目物 修羅.
巴御前の亡霊は、木曽義仲の戦死した
琵琶湖のほとりに現れ、涙を流す。
▽曲柄
巴謡はこちらへ
後シテ武装りりしい姿。女武者巴の縦横の奮戦ぶりを再現

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鑑賞ポイント解説