小袖曽我謡はこちらへ

▽雑感

・母親は十郎と五郎といっしょに居たいために勘当を許したことになるのでは・・・・・
・五郎が母親の前で頭を下げている間、時々肩を動かしているところから号泣しているように見え、
・小袖を形見に与える場面があったとしたら、この曲はこんなにスピード感がなかったのかもしれない。

能曲目解説

物語の前提

父親の河津三郎がいとこの工藤祐経に暗殺されたため、母は蘇我祐信と再婚したため、三郎の遺児の祐成は元服して蘇我十郎を名乗る。
一方弟は母親の願いもあり、父親の菩提を弔うべく芦ノ湖のほとりにある箱根権現で修行をしていた。
この弟は箱王とよばれていたが、父親のあだ討ちのため元服させ「五郎時致」を名乗らせた。
二人で力を合わせて・・・・という思いであったが、母親はひどく悲しみ・・・そして・・母親の反対にあう・・・
▽見どころ

❑「小袖曽我」

▽登場人物
シテ    曽我十郎祐成
ツレ    
蘇我兄弟の母親
ツレ    
曽我五郎時致
トモ    
従者団三郎※トモ:ツレの一種で従者などわあらわす。
トモ    
従者鬼王
アイ    
乳母の春日局
主なあらすじ
曽我兄弟の十郎と五郎は、富士で行われる狩の時に親の敵を討つ計画を立て、父親の仇を討つ前に 今生の別れにと母を訪ねます。(この時点で母親は訪問の目的を知らない)
しかし、五郎は、出家するようにとの母の勧めにもかかわらす゜、僧にならず母に無断で箱根の寺を出 てしまったことが原因で、母から勘当されていました。
そこでまず十郎が母親に会い、五郎の勘当を解いて欲しいと頼みますが、聞き入れてもらえない。
母親は怒りだし、許してくれないどころか十郎にも勘当を申し渡します。

しかし、兄弟が泣く泣く出て行こうとした時に母は声をあげて留め、この二人が親の敵を討ちに行くのだ と言う事を知り、母親は五郎の勘当を許すと言い、勘当を解いてくれました。 そして小袖を形見に五郎に与えました。
二人は喜び、酒を飲み舞いを舞って楽しい時間を過ごしていたが、 いつまでも喜んでいる訳にはいかず母との別れもそこそこに狩に立ちました。
▽五番立ての位置付け・・・・・・・・四番目(別名 雑能) 本来「狂」が中心であるが、この分類はほかの分類にも入らない能の位置付けでもある。 母親の立場からみれば「狂」ではあるが、「最もストーリー性があり、劇に近い」という観点からは むしろ「狂」ではないような分類でしょう。
▽面
前・後シテ 
深井

▽主な場面

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鑑賞ポイント解説